渋谷系と性

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オリジナル・ラヴの転機になったといわれているイレブングラフティのなかの一曲、「アイリス」。指輪をしている女性との情事の歌で、「君は嘘を隠し帰っていく」「綺麗な大人のふりして」というんだから、どう考えても不倫の歌なんだが、当時2ちゃんねるのスレのなかでは「田島が不倫の歌なんか歌うわけないっぴ!」派が怒っていたのを覚えている。不倫も致し方ないときがあるだろと当時の水島さんは「人間だもの みつお」を脳内で添えていたんだが、音楽に詳しい子に言わせるとそもそも渋谷系には性の香りがタブーだというんである。「不倫なんて許されるわけないでしょー!」。イレブングラフティはコケて、オリジナルラヴは失速、迷走していくのだが、渋谷系という枠から大人になってはみ出てしまったのがイレブングラフティだったとも考えられる。一方、渋谷系の王子様だった小沢健二は、「線路を降りたら」と迷ったあげくにアメリカで療養生活を送ることになった、という。性に対する拒絶感と渋谷系というのは、だれかに論じてもらいたいテーマだ(自分じゃ論じないのか!)

 

うん、面倒だからな。以上。